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仕事は大事。でも一緒に働くみんなには、人生を大切にしてほしい - 成瀬 海斗さん

エンタープライズ事業本部の成瀬さんに、仕事や一緒に働くメンバーへの想い、そして人生観を変えた出来事、長期的な目線でキャリアを考えることの大切さについて伺いました。

この記事に登場するメンバー

  • エンタープライズ事業本部 セールス本部 第1セールス部 ベータユニット Chief

    成瀬 海斗(なるせ かいと)さん

    2021年1月

    入社

    自分が一番大事にしたいのは、一緒に働く人たちが仕事も人生も楽しめるかどうか。

現在の業務

  • エンタープライズ顧客へのセールスを中心に、セールス組織におけるマーケティング領域、イネーブルメント領域、採用、教育、業務改善、マネジメント能力研修など幅広い業務を担う

目次

一緒に働く人たちが、仕事も人生も楽しめるかどうかが大事

2021年にMMB(500〜2,000名までの規模のお客様を対象にセールスを行う部門)にセールスとして入社しました。半年後にEB(2,000名以上のお客様が対象)のセールスに異動し、そこからずっとEBのセールスとして働いています。
2023年1月からは、ユニットのチーフをやっています。

新卒で入社した前職で、割と早い段階からマネジメントに携わっていたので、自分はマネジメントに向いているかな、という気持ちはありましたが、SmartHRに入社した時点では、マネジメントがやりたいという強い意思があったわけではありませんでした。

成瀬さん画像1

初めてのマネジメント経験は、24歳頃のことでした。
前職で北海道の支店長を任されたのですが、マネジメントしなければならない相手が自分よりも年上の方々で、うまくいかず悩んでいたんです。
そもそも育ってきた時代が違う、価値観の異なる相手と働くなかで、その人が見ているものや大事にしているもの、抱えているプレッシャーといったことと向き合ううちに、最適解を見つけることができるようになっていきました。

そのなかで学んだのは、自分が一番大事にしたいのは、一緒に働く人たちなんだ、ということ。
自分自身がこうなりたい、こうしたい、ということよりも、一緒に働く人たちが同じ目標に向かって仕事も人生も楽しめているかどうか、だということに気がつきました。
なので、僕は今すごくチーム志向なタイプだと思いますが、チームスポーツに没頭していた学生時代はむしろ、圧倒的に自意識過剰で傲慢で、こういう考えを持つようになったのは社会人になってからですね。

人生観が変わった、11年前の出来事

11年前、人生観が変わった出来事がありました。
当時僕は25歳くらいでしたが、母が精神的に不安定になってしまい、入退院を繰り返していた時期があったんです。
1年半ほどたって、まるで嘘のようにころっと元の母に戻り、今は元気に過ごしていますが、ばりばり仕事をしていた人が突然、普通のコミュニケーションも取れないほどに一気に変わってしまうことを目の当たりにしました。

そのときに、人生ってすごく大事だと思ったんです。
仕事は生きていくうえで必要で大切なものですが、人生ほどではない。
とはいえ、仕事も人生の一部なので、仕事が充実していないと人生も充実しないと感じています。

そんな経験を経て、今マネジメントをする立場になり、自分が一緒に働いているメンバーには人生を大事にしてほしいと感じています。
そのために、自分が関われる部分である仕事においては、みんなが充実感を持てる役割を担ってほしい、ということを意識しているんです。

人生を豊かにするためには仕事をしなければなりませんが、それに引っ張られて自分の人生を蔑ろにしてはいけない、と感じました。

そんな経験を経て今マネジメントをする立場になり、自分が一緒に働いているメンバーには人生を大事にしてほしい、と感じています。

成瀬さん画像2

これを言うのはちょっと恥ずかしいんですが……(笑)マザーテレサの「I love you because you are you.」という言葉が好きなんです。あなたはあなたのままでいいんだ、という意味ですが、この言葉は僕が誰かと接するときのスタンスになっています。
周りの人に対して、〇〇をしてくれるから好き、とか、逆に〇〇をしてくれないから嫌い、という条件ありきの好き嫌いを持つのではなく、相手のそのままを受け入れるということですね。

あの頃ずっと、言葉も届かない母に対して何ができるんだろう、と考えていました。でも僕にできるのは、そんな状態になった母を愛することだけだという結論に至りました。
そして同時に、それまではずっと、サッカーの練習に送り届けてくれるから、とか、食事を作ってくれるから、といった条件付きで母のことを考えていたことにも気がつきました。そうじゃなくて、存在を愛さなければならない、と感じたんです。

その思いはマネジメントする立場としての自分のあり方にも影響しています。
マネジメントする立場として、メンバーにネガティブフィードバックをしなければならないこともあります。
でもそれは課題の事象に対するフィードバックなので、人格否定ではない、とはっきり意識を持って伝えています。

相手のことを考えられる人は、これを言ったら相手の人格を否定してしまうのではないか……、と考えすぎてしまったりしますよね。でも、考えすぎると言いづらくなったり、相手も受け取りづらくなってしまいます。
でもそもそも、仕事におけるフィードバックは、相手の人格とは別問題なんです。人としてメンバーのことが好きだという前提があれば、恐れることなくフィードバックができると思います。

相手にフィードバックが伝わる関係性を築くために、日頃から信頼関係を持つことは意識していますが、馴れ合いの仲良しサークルになるだけでは、本質的な喜びは得られないと思うので、お互いに伝えるべきことは伝えて、健全に組織として高めあいつつ、みんなが仕事も人生も悪くないな、と思ってくれたらいいな、と考えています。

変化し続けるために、やったほうがいいことをどれだけやれるかを問う

さきほどもお話ししたように、正直自分の中に確固たるポリシーとかビジョンとかはあんまりないんですが、SmartHRに入社してからずっと、チャレンジし続けている感覚はあります。
どんどん新しいことにトライして、変化して、そのプロセスも求められる。

ただ単に目標数字を追うだけでなく、新しく入社したメンバーの育成が求められたり、マーケとコミュニケーションをして新しい商談の手法を考えたり、採用に関わったりと多方面にパフォーマンスが必要です。

毎期、目標を設定していますが、毎月新しいことを求められているように感じるんですよね。
組織自体が課題に向き合っているから、働く自分自身も常に新しいものを生み出していかないと、という気持ちです。

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だから、なにか大きな壁を乗り越えていく、というよりは、いつも壁に直面し、そこに挑んでいる感覚の方が強い気がします。小さな崖登りをしながら、大きな山を越えようと頑張っている感じですね。

SmartHRとしてEBの領域へのセールスがスタートしたのは、数年前からですが、プロダクトの完成度が上がり、機能も増えて売り方が変化してきました。
少し前までプロダクトの課題感を運用でカバーするご提案をすることが多かったものの、今は堂々といいものを提案できるので、セールスとしてそれはとても嬉しいことです。
実感値として、プロダクトの成長に合わせて会社の成長や、社会に貢献できていることを肌で感じています。

もともと、SmartHRに入社する前の9年間は、東京だけでなく北は北海道から南は九州まで、あちこち転勤する仕事をしていたこともあり、変化には慣れているし、変化を楽しめる性格ではあると思います。
最初にお話ししたとおり、自分自身がこうなりたい、という野望みたいなものはあまりないんですが、求められたことには応えたいし、期待された結果を実現したい、という思いは強いと思います。

そのために大切にしているのは、やるべきことと、やったほうがいいこと、やらなくていいことの整理ですね。
やらなければならないことは、当然すべてやりますが、やったほうがいいことをどこまでできるか、って成果に対して大きな差別化のポイントだと思うんです。そして、やったほうがいいことに時間を割くためには、やらないことを削り取っていくことが重要です。
僕は、SmartHRの「非合理をハックしていく」という考え方が好きなんですが、仕事において無駄なく効率的にやれているかどうか、はいつも気にしています。
仕事におけるモットー、というほどのことではないんですが(笑)

今の状況にとらわれず、長期視点でキャリアを考えれば腐らない

若い頃の自分と比べて、今の自分に満足はしていますが、満足しきれているわけではありません。
もっと、周りの人たちに「一緒に働いて良かった」と思ってほしいし、お客様には「SmartHRを導入して良かった」と思ってほしい、社会に対してもSmartHRの価値を届けたい、と思っています。

でも繰り返しにはなりますが、僕はそこまで自分がこうなりたい、という野心を持っているタイプではないので、あくまでもそれは、会社が求めているものと辿り着こうとしている未来に共感しているから、その一端を担うひとりとして健全に成長していきたい、という感じです。

そのために必要なのは、腐らずにやり続けることだと考えています。
チーフになった当初の僕は3等級で、でもユニットのメンバーのなかには僕より等級が上の人もいました。そういう状況でも、自分は3等級か……とネガティブな方向に腐らずに、役割としてのチーフという立場をやれたことは、誇りに思います。

等級というのは一次的な話です。例えばそういう状況に対して具体的になにができるかを考えてみても、辞めるしかないかもしれません。
でも、今の状況だけに囚われて辞める選択をするよりも、時間軸を長期に設定して、周りが「あなたはもっと上の等級でいいよね」と言えるくらいに、まずは自分がパフォーマンスし続ける選択もできるはずです。
自分がベストを尽くしていれば、いずれ評価は付いてくるんです。

やっぱり僕は長い人生を大事にしたいんです。人生と比べてみたら仕事というのは小さなことだし、等級っていうのはその仕事のなかでも小さなことなので、そこにとらわれるのは勿体ないと思っています。

「こんなに本気で全力で、こんなに成長しているのに、こんなに余裕も遊び心もあるんかいっ!」

SmartHRに入社してからずっと思っていることがあります。
この会社は、スポーツのオールスター戦みたいな組織だな、と。
能力がすごく高い人たちが集まって、余裕と遊び心をもちながら、最高のパフォーマンスをするために頑張っているようなイメージです。

ただ、最近は高校野球のような、一挙手一投足まで常に全力で、という雰囲気に変わってきている気もします。

どちらも楽しいので、どちらが良い悪いという話ではなく、会社のフェーズや状況によってこれからも変化は続いていくと思っているので、それを受け入れ、率先して行動できる人たちが多い組織ほど、楽しいし強いと思っているので、みんなで頑張っていきたいんです。

人がなにかに本気で挑んでいるときのエネルギーは、社会により大きな影響を与えられるものだと思っているので、会社が目指している未来を自分も求めていきたいと思っています。

SmartHRならではの良さも守ってはいきたいので「こんなに本気で全力で、こんなに成長しているのに、こんなに余裕も遊び心もあるんかいっ!」と言われるような会社であり続けたいですね。

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取材・文/@Miranda(カルチャー室)
写真/@ishimayu(カルチャー室)

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