現在の業務
エンタープライズ領域も含めた中長期視点での営業組織づくり
MMB ISのMgr兼務。メンバーとの数字達成のための壁打ち、組織全体のモメンタムづくりなど
目次
速く広く世界に変化をもたらせるITの力で、人の役に立ちたかった
子どもの頃から先進的なテクノロジーに関心が高く、SF映画やドラえもんなどを観ては「自分もいつか世界が変わる瞬間に立ち会いたい、テクノロジーの力で人助けをしたい」と考えていました。様々なテクノロジーの中でも、IT領域は広範囲かつ高速に世界に変化をもたらせる点が魅力だと思っていて、振り返ると自分のキャリアはずっとITが軸にあった気がします。
新卒で大手総合電機メーカー兼 ITベンダーの企業に法人営業担当として入社しました。
ITの力で世界を変えたい!と意気込んで入社したのですが、実際の担当業務は契約済みの大手通信会社向けに、必要とされるタイミングで商品を届けるといった出荷管理に近いものだったんです。そこで、もっとITの根本に近い領域にコミットしたいと考えて、転職を決意しました。
次の会社ではスマホアプリやウェブシステムの受託開発の営業を担当したのですが、受託開発のため売るのは基本的に開発リソースのみ。自社プロダクトではないので、本当は顧客にとってもっと良い選択肢があると気づいていても、目の前の売上を取りに行くしかない場面も多く、本質的に顧客目線で仕事ができないことが辛かったのを憶えています。誰かの役に立ちたくてIT業界を志したのに、自分の仕事に誇りを持てずにいました。
そんな中、以前から知り合いだったSmartHRの創業メンバーである宮田さんや内藤さんにSmartHRにジョインしないか、と誘われました。当時、SmartHRは社会から注目され始めたばかりのフェーズで、世の中に貢献できるITプロダクトを広めていく挑戦はとても面白そうに感じました。この事業なら仕事を通して人の役に立てる、世界を変える瞬間に立ち会える気がしたんです。
加えて、創業メンバーが苦労しながらも楽しそうに働いている様子をみて、自分はこれまで仕事を楽しいと感じたことがなかったけど「この人たちみたいに楽しく働けるのかもしれない」と思い入社を決めました。
ギャップフィードバックは成長のための種まき。相手を想う誠実さがあれば、必ず伝わる
SmartHRに入社して約7年経ちますが、会社の成長に伴い、営業職を軸にしながら担当する顧客の規模の変化や自身の役割の変化を何度か経験してきました。
チーフやマネージャーを担うことになった時は、役割の変化に悩んでいた時期がありました。マネジメントの役割として物事を改善するために、メンバーに対して課題を適切に伝えることが責務だとわかっていても「いい人でいたい」という気持ちが強く、ハッキリ伝えられないことも多くて。上手く立ち回れない自分への不満と、メンバーと気軽に話せなくなったことで和気藹々とした輪から外れてしまったような寂しさを感じていました。
特に、ギャップフィードバックが苦手だったんです。誰からも嫌われたくないし、誰かを傷つけたくもない。そもそも自分のフィードバックの視点が間違っている可能性もあるじゃないですか。

解決策を求めて本を読んだり、色んな人に相談する中で気付いたのは、やはり人が成長し続けていくために適切なフィードバックは必要不可欠なものであり、避けるべきものではないということ。自分が本当に相手のことを想って伝えたのなら、その誠実さはたとえ時間がかかっても必ず相手に伝わるものだと思います。長期視点で種まきするような感覚も、時には必要だと思うんですよね。
自分の心に手をおいて「これは誠実な気持ちからのフィードバックか?」と自問自答し、確信をもてるなら、勇気を出して誤魔化さずに伝えればいいと考えるようになりました。対話を諦めず、誠実に伝えた上で、もし相手が自分を嫌いになったり傷ついてしまった場合は、相手の課題の範疇である可能性もあるので、必要以上にひっぱられずにマネジメントとしての役割を全うすることに意識を向けるようにしています。
対話をする時も、この問題にどう対処するか、どのように妥協点をみつけるのか、といった「コトに向き合う」ことを心がけています。「無能で十分説明されることに悪意を見出すな」という意味の『ハンロンの剃刀』という言葉があります。例えば何か問題が起きたときに、それを起こした側に能力が足りていなかったということを示すことはできるが、そこに悪意があったことを示すわけではない、という考え方です。つまり、大体のことは悪意があって起きているわけではないんですよね。
ミスコミュニケーションは、何もないところに相手の悪意を見出してしまうことから起きることが多いと思うので、自分自身がフラットな気持ちで物事を捉えているか常に考えながら対話することが重要だと思っています。
まだまだ、ギャップフィードバックやメンバーとの対話において上手く立ち回れず悩むことはありますし、苦手意識も拭えていません。でも、自分自身も含めて組織全体が成長し続けていくために、諦めないで向き合い続けていきたいです。
IS組織の成長は、SmartHRの事業を加速させていく大きな歯車になるはず
入社してから目まぐるしい変化がありましたが、根本にあるSmartHRの顧客目線を大事にする企業姿勢は変わっていないと思っています。僕はそこに誇りを感じているので、変化の最中で大変だと感じる時でも、辞めたいと思ったことが一度もないんです。誇りを持ってプロダクトを顧客に提供できるのはセールスとしてとてもハッピーなことだと思っています。

ITの力で社会をより良く変えていきたいという想いのある僕にとって、SmartHRというプロダクトや会社は、芸術家でいう「生涯の代表作」的な存在だと思っています。おそらく、僕の今後の生涯を考えても、こんなに想いを持って長く働く会社はないと思っていますし、創業メンバーを含めて、僕の周りの大事な人々が大切に育ててきたこの組織を、僕も同じ想いで育て続けていきたいと考えています。
僕の中に「SmartHRを、日本を代表する企業に育てていきたい」という野望があるんですが、その一歩として、SmartHRの営業組織を社会から「営業が強い会社」と認知されるような存在にしていきたいんです。
管掌しているIS組織において、現状はまだまだ「すごい組織」に仕上げられていないという自覚があります。優秀なISメンバーがもっと増えるように育成に力を入れていきたいと思っていますし、育成を通して僕自身もマネジメントとして成長していきたいと考えています。
エンタープライズ領域の企業だと、人事・労務担当者の方が本当はもっと会社をよくしていきたいと心の中で思っていても、なかなか社内調整が大変で検討に踏み切れずにいたり、課題を解決できるプロダクトの存在を知らずに立ち止まってしまっていたりすることが多いと感じています。ISの仕事は、そういった状況にいる担当者の方々を探し出し、会社をより良い方へ変えていくためのサポートや後押しをすることだと思うんです。
つまり、IS組織を成長させていくことは、SmartHRのコーポレートミッションである「well-working」の実現にも繋がっていると思っています。SmartHRの事業を加速させていく大きな歯車になれるように、しっかりIS組織を成長させていきたいです。
僕はSmartHRという会社を自身の生涯の代表作にできるように、二度目はないという気持ちで全力投球したいと思っています。メンバーのみなさんも同じような気持ちで、一緒に成長を楽しんでもらえたら嬉しいです。
取材・文/@chisa(カルチャー室)
写真/@Miranda(カルチャー室)





