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モチベーションは関係ない。全ての仕事に責任を持ち、徹底的にやり抜くだけ - 浅野 望さん

2025年1月に開催した、SmartHR初の全社アワード『SUMMIT - SmartHR AWARD 2025上期』。
スケールアップし続けるSmartHR社の事業を、最前線で引っ張っていく5組の受賞者にインタビューを行いました。
受賞後の心境や、日々の仕事で心掛けていること、これからの目標について語っていただきました。

この記事に登場するメンバー

  • エンタープライズ事業本部/インサイドセールス本部

    浅野 望(あさの のぞみ)さん

    2024年4月

    入社

    モチベーションは関係ない、自分が関わる全ての仕事は自分で責任を持つ。

現在の業務

  • エンタープライズ顧客へのインサイドセールスを担当。架電を中心としたアプローチで商談の機会創出を行っている

浅野さんが受賞した賞について

  • 新人賞・中途入社部門
    バリューを早期から体現し、スケールアップ人材として光の速さで成果に繋げている人に贈られる賞

目次

SUMMIT開催が発表された時から受賞を狙っていた

SUMMITの部門に『新人賞・中途入社部門』があると聞いた時から、アワードでの受賞をひとつの目標にしていました。賞が欲しい! と言うよりは、期中により高い目標を目指せるよう、自分自身を鼓舞するエネルギーのひとつにしていたんです。

SUMMITの開催告知がされた時点で、すでに個人目標は達成していました。あとはどれだけ目標にプラスしてハイ達成を狙うか、という中で、その時は130%超えを目標にしていましたが「SUMMITで表彰されるためには250%くらいないとダメだろう」と、かなりストレッチな目標に変更するきっかけになりました。

目標が変わったとしても、やるべきことは変わりません。どのくらいの行動量があれば達成できるかを計算して、あとは行動あるのみです。
正直、130%の達成目標を立てた時点でSmartHRのISとしては前人未到の達成率でした。受賞を目指して250%という目標を立てたものの、本当に達成できるかな……と思いながらアクションしていました。

でも、日々お客さまのことだけを考えて行動しているので、途方もない目標を追っていても特別苦しいと感じることはなかったんです。

結果として、上司や周りにも支えられながら、238%という記録を達成しました。

受賞してからは、社内で声をかけられることが増えました。社内ミーティングのアイスブレイクで話題にしていただくことも多く、自分自身が『時の人』になっているなという感覚があります(笑)

インサイドセールス(以下IS)チームの仲間も、受賞をすごく喜んでくれました。
新人賞の発表では、同時受賞したkoikeさんの名前が先に出たので、それを受けてISチーム内では「nonchanほどの成果でも受賞できないのか……」と一瞬絶望の空気になったらしいんです。
ですが、その後に「もう一人受賞者がいる」とアナウンスが入った瞬間「これはnonchanだ!」と一気に確信ムードになったと後から教えてもらいました。

私の受賞をきっかけに、ISチーム内で「これくらいの成果を出せば全社的にも大きなインパクトを残せる」という、具体的な指標を持てたと聞きました。

もうひとつ嬉しいことがあって、授賞式のあとの懇親会で、新卒内定者の方とお話しする機会があり「ISの仕事にチャレンジしてみたいと思いました!」という言葉をもらいました。
私は、ISの仕事が大好きなので、そんなふうに言ってもらえてとても嬉しかったです。

仕事において「モチベーション」なんて言葉は存在しないと思っている

仕事の話をすると、よく「大変なことはありますか?」と聞かれるのですが、実は私、仕事をするなかで大変だと感じることがあまりないんですよね……。日々やるべきことをやっていたら自然と成果が出ていた、という感覚なんです。

「モチベーション」という言葉がありますが、私は「仕事においてモチベーションなんて言葉は存在しない」というくらい、常に能動的に仕事に取り組んでいます。この仕事をするんだ、と自分で選択したのであれば、その時点でモチベーションは常にあって然るべきだと思っているからです。

もちろん、毎日仕事をする中でコンディションや気持ちの面での小さな波はあります。今日はいつもよりしんどいぞ、と思うこともあるのですが、それならそれで、しんどくても行動できる仕組みを作っておけばいいと思っています。

わかりやすい例を挙げると、毎日のアクションをあらかじめ決めておく、などがあります。
1週間単位でスケジュールのサイクルを管理して、常に自分のやることが決まっている状態にしています。「今日は何をしよう」と考える余地を作ってしまうと、調子の悪い日には腰が重くなりがちです。だったらそこは、仕組み化して考える時間をなくしてしまえばいい。

そうやって考える暇を作らずにアクションしていれば、次第に自分のマインドも変わっていき、段々としんどさも薄らいでいきます。そうやって行動の邪魔になる要因を仕組みで解決しているので、気持ちのあり方によってアクションが鈍くなることがないんです。

▼浅野さんの1週間の行動例

  • 月曜日 午前中:先週獲得したすべての商談オブジェクトを作成

  • 月曜日 午後イチ:メールしたいお客様へ送信

  • 火曜日〜水曜日:猛烈に架電する

  • 木曜日:セールスとすり合わせとフィードバックMTG実施

  • 金曜日 午前中:メールしたお客様へ後追いメール送信

  • 金曜日 夜:自分のアンプトーク聞き1人反省会を実施

そもそも、SmartHRでの仕事は、私自身がやりたいと思ったことです。
前職でSmartHRのプロダクトを利用していて「なんて使いやすいサービスなんだ!」と感銘を受けました。それからずっと、私自身がSmartHRの大ファンです。

だから、私自身が感じた素晴らしい利用体験をお客さまにも届ける、という「やりたいこと」に日々従事している状態なんです。
ISは、お客様に機会提供することが成果です。やりたいことを一生懸命やっていたら、自然と行動や成果につながっている感覚なので、その意味でも常に高い意識をもって仕事に取り組めるのかもしれません。

業務に関しての好き嫌いはありませんが、仕事をするなかで嬉しいと思う瞬間はたくさんあります。
私の提案をきっかけに導入に至ったお客さまから「ありがとう」と言ってもらえる瞬間は、この仕事をしている上での何よりの喜びです。

会社員として、そしてセールスとして、数字の目標にはこだわっていくべきだと思っていますが、個人的にはこの「ありがとう」があれば、他には何もいらないとさえ思っています。
そのくらい、お客さまとSmartHRとの出会いを生み出すことが自分にとってのやりたいことなんだと思います。

役者の経験が、価値発揮への責任感と揺るぎない集中力をくれた

私のキャリアは、著名な演出家が率いる劇団での役者から始まりました。
役者は個人事業主なので、自分自身に価値がなければ一銭もお金がもらえない世界です。その経験が今の自分に影響しているのか、お給料をもらうためには自分のでき得る最大の価値を返さなければ、という気持ちが強くあります。
その価値のひとつの指標が、成果達成だと思います。

成果を出すために行っていることの中に、特別なことはひとつもありません。当たり前のことをとにかくやり抜く。もしできないことがあるなら、できる仕組みを考え、言い訳せずに行動する。
ISの仕事は架電の件数が求められるので、会社へ返す自分の価値が行動量で決まるのなら、そこに対して迷うことはありません。

他にも、役者経験からは「集中力」を学びました。
私は舞台役者だったので、一度舞台に立つと、その舞台と客席の境目を見ていては、素晴らしい演技をすることはできません。そこは遠い異国の地かもしれないし、どこかの部屋の中かもしれない。物語の中の登場人物として、その世界に入り込み、舞台の上を越えて客席まで世界を作り出して全力で役を演じます。

演じながら「ここは劇場で、舞台の上だ」だなんて思ってはいけないんです。とにかく深く集中して、自分の芝居に没頭する。そういう経験から得た強い集中力は、SmartHRの仕事でも活きていると感じます。

私は架電するとき、Slackの通知もメールの通知も何もかも切って、とにかく架電だけに没頭しています。
「架電は瞑想」と冗談でよく言っているのですが、本当にマインドフルネスのような状態で取り組んでいるんです。架電しているときが、一日の中で一番心が穏やかでいられます(笑)

自分に関わる全ての仕事は、自分で責任を取る覚悟を決めた

仕事におけるこだわりとして「自分で責任を取ること」も意識しています。

即失注は自分のせい
獲得できないのも自分のせい
自分が達成できないのも自分のせい
ユニットが達成できないのも自分のせい
行動できないのもMTGの多さのせいじゃないよ?自分のせい
通電できないのも自分のせい
全部、自分に関わることは自分のせいなんです

私はそう思うことで、絶対仕事に手を抜かなくなりました。

▲浅野さんのマインドが現れている、Docbase記事の一部引用

入社して間もない時期に、自分が架電して獲得したお客さまとの商談機会がうまくセールスにパスできていない、ということがありました。
これは、それぞれの役割を持ったチームで動いていくThe Model型のビジネスではどうしても起こりうる事象です。私自身がこの件に直面する前にも、社内でよく耳にしていたことでした。

でも、私はどうしても諦めきれず、商談後も自分からお客さまに電話をしてみたり、パス先のセールス担当の方と直接コミュニケーションを取ってみたりして、なんとか無事にパスをつなぐことができました。
すぐに行動できたことで結果として機会提供につなげることができましたが、実はほんの一瞬、パスした案件がうまく受注につながらなかったことを、環境や間接部門のせいにしてしまいそうになりました。

自分が行動する前に、他の人に責任を押し付けようとしてしまった。そんな自分が許せず、モヤモヤとした気持ちが残りました。

それからは「自分が関わる全ての業務は自分で責任を持とう」と心に決めました。
他人のせいにするのではなく、全てを自分の責任として徹底的に行動して改善する。少し極端な考え方かもしれませんが、この考えに至ってから、むしろ仕事が楽になったんです。状況や環境に左右されず、自分のやりたい仕事ができるようになりました。
ある意味でこれも、マインド面を仕組み化できた事象なのかもしれません。

その後、ISからセールスへのパスがうまくつながらないという問題は、SmartHRのセールス組織全体の課題なんだと気がつきました。
うまくパスがつながらなかった時、お客さまに直接電話をして状況を把握したり、セールスの担当者にその状況をきちんと伝えることは、場合によっては簡単にできることではありません。
そして「自分が関わる全ての業務は自分で責任を持つ」という意識がなければ、そこまで踏み込むことはなかなかできないと思います。でも、成果のため、機会提供のためには絶対にやった方がいいことです。

チームの課題に向き合うために、まずは私が自ら行動することを徹底した上で成果を出そう、と思いました。
先期、115件のパスをつなぎましたが、その全部でセールス担当者との商談前ミーティングと商談後フィードバックミーティングを実施しました。ファーストコンタクトを持った立場として責任を持ってコミュニケーションすることで、不用意にパスが落ちることを未然に防ぎ、受注確率の向上を目指しました。

架電数を保ちながら半期で230件のミーティングを行うことはかなり骨が折れる仕事でしたが、やり続けることで次第に私のやり方を真似してくれる人も増えていったんです。
まず自分が行動し、それがチームにも波及して全体の成果が上がっていくことを実感して、自分の行動に責任を持つことの意味を改めて確認できた気がします。

インサイドセールスという職種の価値を高めていきたい

前職ではセールスチームのマネジメントを経験していましたが、今はプレーヤーとしてどんどん成長していきたいと思っています。
今のSmartHRには、ISのプレーヤーで5等級の人がいないんですよね。だからまず私がその道を切り拓いてみたいなと思っています。

セールス職のプレーヤーは常に数字のプレッシャーがのしかかるので、長く続けていくと特有のしんどさがあると思います。そのプレッシャーに対する自分なりの向き合い方を、見つけていきたいんです。
そして、「ISという職種の可能性を広げること」ができたらいいな、と思っています。

ISは、自社とお客さまとの最初の具体的な接点を生み出します。
どれだけ会社がブランディングを頑張ったとしても、どれだけ良いサービスを開発したとしても、最初にお客さまと触れ合う私たちが間違ったコミュニケーションをしてしまうと、機会提供は始まりません。

逆に、私たちISが会社の顔としてお客様に向き合い、課題解決の提案ができれば、そこからお客さまの可能性は無限に広がっていくんです。
ISという職種は、セールスキャリアのファーストステップのように捉えられることも多いのが現状です。でも、私はISというポジションをセールスの登竜門に留まらせたくありません。

これから自分がISという職種を極めていく中で、全てはISから始まるという印象をどんどん高めていき、ISの可能性を拡げていきたいなと思っています。

取材・文・カバー写真/@ishimayu
文中写真/@Miranda

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