ベスト縁の下の力持ち賞|受賞のポイント
社内AI活用を大幅に促進し、全社のモメンタム形成と大幅な業務効率化に貢献した
まだ「社内AI活用」の機運がいまほど高くない時に、社内AI活用のリーダーシップを発揮し、全社のモメンタムづくりに貢献した
自律駆動で獲得したAI活用の知見と、これまでの業務で培ったBizの社内オペレーションの知識を組み合わせ、「既存の業務オペレーションに溶け込むAI活用」という社内AI活用の方向性を確立
上記にもとづき、人が欲しいと思う社内AI機能を実装し、月間4,500件の活用実績を樹立
これにより、推定で月間1,500時間の工数削減に貢献した
AI推進をする立場として、夢と現実のどちらにも目を向ける
受賞の連絡を受けて「自分でいいの?!」とびっくりすると同時に、素直にとても嬉しい気持ちになりました。
SUMMITは推薦があって初めて選考対象になりますが、自分の活動を見てわざわざ推薦文を書いてくださった方がいたということは、本当にありがたいことです。
また、僕の活動は決してひとりで完結するものではなく、周りとの協働があってこそなので、いつも一緒に仕事をしてくれる皆さんに感謝を伝えたいなと思いました。

取り組みの中では、まずやってみること、そして中庸な立場であることを大切にしていました。
AIのビジネス分野への活用は、超速で発展途上している段階であるため、とにかくまずやってみなくては分からないことだらけです。「先月取り組んでいたことが、今月にはもう古くなり、より良い手法が出ていることが当たり前」というスピード感なんです。
世間の誰もが正解を分かってない状態なので常に五里霧中で、向かう先にぼんやりとした光が見えているような手探り感で進めています。
そんな中でもどうにか走り続けられるよう、まず知る、まず触ってみることを意識していました。
正解がないということは、まだまだなんでもできるということでもあります。
僕自身が誰よりもAI活用にわくわくする。それと同時に、誰よりも「夢と現実のどちらにも足がついていないといけない」と考えていました。
AI推進をする立場である以上、「AIでこんなことができるよ!」という夢と熱量を周りに伝えつつ、一方では「それを実現するには、まずオペレーションやデータ整備によって足元を固めることが最重要である」という現実も伝えていく。常に中庸な立場であることを心がけていました。

僕の活動は、周囲の支えがなくては成り立ちません。
2024年末に、事業推進のマネージャーへ「ビジネスサイドのAIの専門組織が必要だと思う。自分にやらせてほしい」と相談し、ある意味で「僕自身」に投資する判断をしてもらいました。この判断がなければ、今の活動はできていません。
それだけでなく、僕がAI推進業務に主務を変更することで、既存業務はひとりマイナスの状態になります。それにもかかわらず、事業推進本部は、組織全体でとても協力してくれました。
これは決して当たり前じゃないと思っていますし、大きな支えになっています。
中でも一番お世話になっているのは、Director兼任Chiefの新田さんです。
今回僕が立ち上げたBizAIの最初期から、ずっと二人三脚で歩んできました。
常に背中を押してくださって、迷った時には必ず相談させてもらってきた存在です。本当に頭が上がりません。新田さんが信じてくれるから、自分は前を向いて進めるんだなと、日々感じています。
期待値を超え続けることで、信頼を得ることができる
僕が仕事をするうえで大切にしているのは「期待値を超えること」です。
仕事をするときは、相手が社内の人であろうと、社外だろうと、信頼関係がベースになります。
信頼関係を生み出すために、期待する結果を出すことはもちろんですが、期日を守るとか、きちんと真摯に取り組む、といったちょっとしたことをおろそかにはできません。
そういう当たり前を前提にしながら「いかにそこから1ミリでも超えることができるか」ということを大事にしているんです。
例えば、ちょっとでも早くやるとか、少しでも自分の工夫を提案して盛り込むとか、ほんの小さなことでいいと思うのですが、そういった積み重ねで、より信頼しあえる関係性ができ、良い仕事につながるし、何より仕事が楽しめるようになると考えています。

今回の取り組みを通して、チャンスと運についての学びが多くありました。
前CEOの宮田さんのブログに『成功した人は「運が良かった」と言うが、運の良さはつくれる』という記事があるのですが、その内容が今とても心に沁みています。
僕は、第二新卒のような感じでSmartHRに入社し、特別なバックグラウンドのない営業パーソンでした。
システムやプログラミング、AIについて全く理解のないところからのスタートだったんです。
でも、期待値をちょっとでも超えるように努め、少しずつ自分の幅を広げてきたことで、行動量を増やすことができたと思います。
そういう積み重ねで、信頼して仕事を任せてもらえるようになり、大きなチャンスが訪れることも何度かありました。
今回のAI推進もひとつのチャンスでした。そしてそれを握りしめて、不安や怖さはありつつ進めたことで、今回の受賞につながったと振り返っています。
これはSUMMITに限った話ではなく、これからも大事にしていきたい学びです。
AI活用の理想は、誰もが「実は」使えている状態
仕事をする上で、情熱を持っていることがあります。
仕事の進め方や情報がうまく集められずに苦しむ人を仕組みで助け、全体的なベースアップをする「テコ」のような役割を担うことです。
これは、AIの有無に関係なく、新卒のときからずっとキャリアの軸として持っている思いです。
そんな僕にとって、AIの登場は大きな衝撃でした。こんなにドンピシャなソリューションは他にありません。今、人生最大にパッションで溢れている状態です。

今回は僕の取り組みの成果を評価してもらいましたが、僕自身は、売上や各ビジネス部門のKPI達成につながったり、コストを明確に減らすことができてはじめて「成果が出た」と言えると思っています。
僕は、ビジネス部門にいながら顧客に直接価値提供を行うのではなく、みんなをサポートする立場にいます。個人的な考えですが、直接的な利益を生んでいない以上、この立場は会社におけるコストでしかないと捉えています。
会社は売上によって成長する事業組織なので、コストを上回るトップラインがないといけません。僕のような立場は、コストを下げることで、初めて価値を出せたと言えるのだと思います。
「AIで便利になった」という今のレベルでは、まだまだ成果が出ていないという感覚があるので、今後も慢心することなく着実に業務を推し進めていきたいと思います。

AIの登場で便利になったことはいっぱいあると思います。実際、すでに多くの方がGemini、NotebookLM、Notion AIを活用して日々の業務を行っていますし、業務に特化したAIツールもそれぞれ開発が進んでいます。
ですが、僕が課題意識を持っているのは、AIを「使う」というアクションが必要になる点です。
情報を記録する業務アプリケーションは「使うもの」でも問題ありません。
しかし、AIは記録ではなく参照に使われることが多く、利用が任意になりやすいため、結果として使う頻度が人によってかなり異なります。
今後の僕の目標は、誰もがAIを「実は使えている状態」を作ることです。
SmartHRにおけるマルチプロダクトが加速し、組織や情報が複雑化していくなかで、「わざわざ使わなくても」メリットを受けられるAI体験を作り出すこと。それを、これからの僕の活動の大きなテーマとして引き続き頑張ります!
中村さんについてもっと分かる「一問一答」
①普段、何で情報収集をしていますか?(本やアプリ、媒体などおすすめのもの) | ブログやXがメインです! |
②座右の銘(好きな言葉)はありますか? | 「足るを知る」です。なんだか急にハングリー精神の欠片もない言葉ですが、僕は穏やかに健やかに日々の幸せを感じてただ生きていたいタイプでして、感性にしっくりきた言葉でとても好きです。 |
③未来の自分はどうなっていると思いますか? | 家族と毎日ちょっと幸せを感じながら、穏やかにご飯を食べて寝ていられたら良いなと思います! キャリアについて、未来はまったく予想が付いてません! |
④行き詰まったときのリフレッシュ方法を教えてください | 床に突っ伏して、ネコに助けを求めます。大抵の場合、来ませんが。 |
⑤ロジカルなタイプですか? それとも情熱的なタイプですか? | 情熱的なタイプだと思います。 |
⑥一番仕事に集中できる場所は? | 仕事に集中できるのは早朝の自宅ですね! 誰にも邪魔されない、貴重で贅沢な時間です。 |
⑦アイディアが浮かぶのはどんなときですか? | ジムで運動しているときや、シャワーを浴びているときが多いです。 |
⑧仕事をするときに欠かせないアイテムはありますか? | アイテムではないですが、ネコが視界に入っていないと不安です。 |
⑨考えをまとめるときは、ドキュメントで整理しますか? 図や絵で整理しますか? | 図や絵で整理する人に憧れつつ、めちゃくちゃ箇条書きでドキュメント派です。 |
⑩仕事をしていて一番テンションが上がるのはどんなときですか? | 自分が作ったツールや仕組みが多くの人に使われて好反響だったとき、とんでもない興奮があります。 |





