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新卒0期生×メンターインタビュー|教える側と教わる側が共に学び、成長する文化を

2025年春、SmartHRに初めて新卒エンジニアが入社しました。今回インタビューしたのは、0期生入社のエンジニアrakkoさんと、メンターを務めたmktakuyaさん。入社からの3ヶ月を振り返りながら、どんなふうに育成を進めているのかを伺いました。
SmartHRで新卒を迎え入れるのは今年が初めて。どんなふうに新卒を受け入れ、育てていくのか、そのリアルな実態に迫ります。

右も左もわからないなかで、伴走してもらえる安心感があった

――お互いの第一印象を教えてください。

rakko:最初は正直「こわい人かも」と思っていました。
mktakuyaさんはポッドキャストを5〜6年続けている、と聞いて『アウトプットの鬼!?』という印象を持っていたんです。Slackでのテキストコミュニケーションもクールで、ちょっと近寄りがたい雰囲気がありました。

でも、実際にペアワークをしてみて一気に印象が変わりました。冗談も交えながらフランクに接してくれるし、アイデアもたくさん提示してもらえるので一緒に仕事をするのがほんとに楽しいです。

今では休日にSlackで雑談するくらい、距離が近い存在になりました。

mktakuya:僕は「合いそうだな」と最初から思っていたんですよね。
仕事に関してはとても勉強熱心ですが、rakkoさんのワイワイ楽しむ雰囲気は、僕が好きなみんなであれこれ話しながら開発するスタイルとすごく合うと思ったんです。

しかもちゃんと僕のボケを拾ってくれる(笑)。そんなやりとりのテンポがとても心地よく感じていました。

――SmartHRに入社して3ヶ月、mktakuyaさんがメンターについてくれて、rakkoさんとしてはどうでしたか?

rakko:ありがたさしかないです。4月に入社して、6月までの3ヶ月は本当に新しいことだらけで、右も左も分からない状態でした。そんな中でmktakuyaさんが常に伴走してくれて、安心感があったんです。

特にオンボーディングタスクは難易度が絶妙でした。やり切ったときに自信がつく設計になっていたのが印象的です。
ペアプロやモブワークで通話をつないだまま作業するスタイルは、単なる開発スキルだけでなくチームでの働き方を学ぶ場にもなりました。ちょっとした雑談やフィードバックも含めて、成長に直結していると感じています。

中途入社の皆さんはレベルが高く、ついていけないと感じて落ち込むこともありましたが、mktakuyaさんが「全然気にしなくていいよ」と声をかけてくれて、良かった部分やうまく行った部分を具体的にフィードバックしていただいたことがあったんです。それが本当に救いになりました。今では精神的にも支えていただいていると思っています。

それに、開発に関することだけでなくキャリア観や働き方のスタンスについても話す機会が多かったです。

SmartHR初の新卒として入社し、社会人1年目としてどう振る舞うか、チームの中でどう信頼を築いていくか、といったテーマは、実は技術以上に悩むポイントでした。
mktakuyaさんが「信頼関係を築くことを大事に」「困ったら一人で抱え込まずに相談を」と繰り返し伝えてくれました。その言葉があったからこそ、自分の弱みも含めて素直に打ち明けられるようになりました。

振り返ってみると、この3ヶ月で得られた一番大きな財産は『抱え込まずに相談する姿勢を持てたこと』だったと思います。

メンターが成長のキャップにならないために考えたこと

――mktakuyaさんは、メンターとしてどんなことを心がけていましたか?

mktakuya:一番意識していたのは「メンターが成長のキャップにならないようにする」ことですね。
rakkoさんと僕は、考え方が似ているところがあるので、共感しすぎると成長を止めてしまう可能性がある。それよりも、問いを投げかけ、対話を重ねることで自律的な成長を促したいと思っていました。

タスクも工夫をしていて、いきなりチーム外にも影響を与える大きな案件を渡すのではなく、UI改善のようにわかりやすい変化が出るものを優先的に渡して、成功体験を積んでもらえるようにしたんです。
実際にエンジニアの定例でデモをして盛り上がったとき、rakkoさんの顔がぱっと明るくなったのを覚えています。

rakko:あのときは嬉しかったです。「自分の成果でチームに貢献できた!」と初めて実感できた瞬間でした。mktakuyaさんは、ただ答えを教えてくれるわけではなく、どう考えれば良いのか、どう調べれば良いのかを示してくれます。

まさに「魚を与えるのではなく、釣り方を教えてくれる」という感じで、今まで経験したことがない仕事に対しても、自分で考え、動けるようになってきた気がします。さらに、わからないことをそのままにせず、一緒に深掘りしてくれるので、調べ方や質問の仕方も自然に学ぶことができました。

――1on1やフィードバックの時間はどのように活用していましたか?

rakko:週1回の1on1では、そのときに思っていることをすべて話すようにしていました。変にどう思われるかを意識せず素直な考えを話すと、mktakuyaさんから、自分にはなかった観点で質問が返ってくるんです。

そのやりとりを重ねることで自己理解が深まり、「なぜ自分がその行動を取るのか」が言語化できるようになっていきました。ときには「もっと肩の力を抜いていいよ」といった温かい言葉もあり、励まされることも多かったです。

mktakuya:僕は1on1の場では「rakkoさんがやりたいことを遠慮なく言える状態」を意識していたので、そう感じてもらえていて良かったです。
rakkoさんはプロダクト開発の力がある人だ、という前提があるので、無理に方向性や進め方を誘導せずに、やりたいことにチャレンジしてもらう。そのための伴走役に徹するようにしました。

1on1はお互いに学び合う場でもあったと思います。僕にとっても「新卒入社の目線では物事がこう見えるのか」と気づきを得る時間でしたね。

メンターとメンティーだけの関係に閉じず、チームで受け入れる

――新卒を迎え入れるにあたって、チームとして工夫したことはありますか?

mktakuya:そもそも、新卒採用を始めると聞いたときに、チームに新卒がほしい、と希望を出していました。なので、自分自身はメンターをやる意気込みを持っていたんですが、メンターを真剣にやるとなると、頭のリソースを大きく割かなければなりません。
チーフのotakkyさんが「メンターの時間を優先して良い」と言ってくれて、チームの仲間もメインタスクに割く時間が減ってしまうところの業務をカバーしてくれたので安心して向き合うことができました。

このサポートがなければ続けられなかったと思います。
メンターの役割は個人プレーではなく、チーム全体で支えるものだと強く実感しました。

rakko:新卒で入社するのは、僕たちが初めてですが、SmartHRの文化は壁を感じずにチームに入っていける空気感を生み出していると思います。
例えば、エンジニアの定例の最中でも、Slackのスレッドで切れ味のある面白いコメントが飛び交います。

最初は「ここはエンジニア組織だよね?」と驚いたんですが、そういう遊び心が心地よいんです。
フルリモートだと、実際に対面で会ったり話す機会は少ないですが、それでもドライになることなく、お互いの距離を感じさせない雰囲気があるのはありがたいです。

日々の業務での何気ないやり取りひとつ取っても「相手を楽しませる」工夫があって、そこにSmartHRらしさを感じました。

――rakkoさんは、SmartHRに入社してなにかギャップを感じたことはありますか?

rakko:入社してすぐは、スクラム開発を全チームがやっていると思っていました。でも僕が配属されたSmartHRのホーム画面を開発するチームは違っていて、一人ひとりが専門性を持ってごりごり動くスタイルなんです。

最初は戸惑いましたが、スクラムだけが最適解ではないと学べたのは大きな発見でした。最近はチームメンバーが増え、スクラム的な進め方とそれぞれが自分の領域を柔軟に推進するやり方を組み合わせていて、より働きやすい環境になってきたと感じます。

mktakuya:今の話を聞いて思ったんですが、もともと僕たちのチームは良くも悪くも個人事業主の集まりみたいだなぁと思ってたんですが、PdE同士で技術相談できる場(PdE定例)を作ってくれたり、Findy Team plusを導入してチームとしての生産性を可視化したりといった変化が最近ありました。

チームで担当している開発のフェーズが変わり、よりチームとしての動きが必要になったことで、その一環として新卒を受け入れたのか、もしくは新卒を受け入れることになったからチームワークを取り入れることにしたのか、その因果関係はチーフのotakkyさんに聞かないとわからないのですが、いずれにせよそういったチームへの変化が、チーム全体で新卒を気にかけ、育てていくという空気感の醸成にもつながったのかな、と思いました。

※otakkyさんに確認したところ、チームワークを推進したのは人数が増えてきて必要性を感じたから、新卒の受け入れは「今なら入れられそうだし新卒の育成をチームでやってみたいな」と思ったから、と、それぞれその都度必要に応じて実施しました、とのことで直接の因果関係はないんです(笑)とのことでした

教える側と教わる側ではなく、双方成長するのが育成文化

――mktakuyaさんは、今回メンターをやっている立場として、今後、新卒育成文化をどう広げていきたいですか?

mktakuya:まずは、新卒0期生の皆さんが無事に一年を終えることが第一歩です。この一年の経験が次につながってほしいと感じています。
そして、新卒入社2〜4年目の社員が新卒を育てる流れができれば、自然と育成文化が広がります。

そして、新卒の皆さんにはぜひ、中途入社のメンバーたちにも恐れずフィードバックをしていってほしいですね。育てるとか育てられる、というのは一方通行のものではありません。メンターがメンティーを育て、そしてメンター自身も成長する。
それが育成文化になるのかな、と思います。

今回メンターを担当させていただいて、メンターというのは技術力の高さではなく「人の成長に関心があるかどうか」が重要だと気付かされました。
誰もが挑戦できる役割ですし、メンターをやってみたいと手を挙げる人が多い組織こそ、育成文化があると言えるのではないでしょうか。

僕自身もメンターを経験して視野が広がりました。技術以外の『人に向き合う力』を磨く場としても大きな意味があると思います。

――rakkoさんは、将来的にメンターに挑戦したいと思いますか?

rakko:はい、挑戦したいです。自分が新卒0期生としてこの会社で自律駆動で働けるようになったら、次は自分が「ネクストmktakuya」として次の新卒に伝えていけるようなメンターになりたいです。

mktakuyaさんの話を聞いて、人が成長していく姿を一緒に喜び合えるようになりたい、と思いました。将来的にはエンジニアリングマネージャーにも挑戦して、SmartHRのエンジニア全員で、技術的に難しい開発や、大規模な開発を成し遂げられたら最高です。

そのためにも今はまず目の前の学びを積み重ね、少しずつ自分も誰かになにかを伝えられるようになって行ければいいな、と思います。

――最後にお二人から、新卒やこれから入社する方へのメッセージをお願いします。

mktakuya:新卒に怯えずに声をかけてほしいです。フルリモートだと「誘いづらい」と思われがちですが、SmartHRはそういう会社ではありません。雑談も含めて気軽に関わってほしいですね。メンターは一方的に教える役割ではなく、一緒に成長する相棒のような存在。気負わずに挑戦してほしいです。

rakko:そうですね。フルリモートでもドライじゃないし、オフラインで集まって趣味全開でアイドルの応援ができるような場所もある(笑)。これから入ってくる26卒、27卒のみなさんにも「安心して飛び込んで大丈夫!」と伝えたいです。新卒という立場に甘えすぎず、でも怖がらずに挑戦してほしい。SmartHRはそれを受け止めてくれる会社だと胸を張って言えます。

SmartHRでは新卒の育成にあたって、単なる指導にとどまらず「共に育つ」ことを重視しています。メンターとメンティーが互いに学び合い、チーム全体で支える。その積み重ねが、組織全体の育成文化を醸成していきます。

遊び心と温かさを持ちながら、新卒が自分らしく羽ばたける環境を生み出す。今回の対話は、その未来に向けた第一歩を感じることができました。

取材/ikura(新卒採用ユニット)
文・写真/Miranda(カルチャー室)

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