Real SmartHR - リアスマ

リアルなSmartHRを

お届けするメディア

メッセージ

2026.08.13

激動の時代だからこそ、もう一度「ハック」の話をしよう

こんにちは。SmartHR CEO の芹澤(@masato_serizawa)です。

先日、SmartHRのARR300億円の到達に合わせて事業戦略発表会を開催し、2030年に売上1,000億円達成という目標に対する現在地と、これからのプロダクト戦略、SmartHRの未来のビジョンを語りました。

発表会の内容はこちらの動画からご覧いただけます。

ここで語ったのは「SmartHRがこれからどういう事業を作るのか」という、表向き、いわばA面の話です。
ただ、僕としては、そのビジョンの裏側にある「そもそもSmartHRは何者なのか」というB面の話も、どこかできちんと伝えておきたいと思っていました。

そこで、今回はこの場を借りて、創業期から引き継がれる会社のDNAについて話します。

SmartHRは「HRの会社」として生まれていない

「テクノロジーと創意工夫で社会構造をハックする」という言葉があります。これは、SmartHR社の初代コーポレートミッションです。

SmartHRという会社は、実は「人事労務システムの会社」として始まっていません。「テクノロジーと創意工夫で社会構造をハックする会社」として始まっているのです。

創業期のSmartHRが向き合ったのは、紙とハンコで構成された、労務手続きという巨大な非合理でした。ウェブ業界では当たり前になっていたクラウドの技術を、誰も本気で持ち込んでいなかった人事労務(HR)の領域に持ち込み、創意工夫でその構造ごと変えにいった。それが「SmartHR」というプロダクトの始まりです。

つまり、僕たちの根本にある欲求は、人事労務という業務の効率化ではなく、最新技術と創意工夫で、まだ誰も成し遂げていない社会構造の転換です。HRというフィールドは、その欲求を満たすための主戦場として結果的に選ばれた、とニュアンスが正確だと思います。

ちなみに僕がSmartHRに入社した頃は、まだこの初代コーポレートミッションでした。このミッションに惹かれて入社を決めたという経緯もあり、とても大事にしたい精神だと思っています。

「ハックする」とはどういうことか

「ハック」というと、少し行儀の悪い言葉に聞こえるかもしれません。

しかし、エンジニアリングの文化において「ハックする」とは、対象の構造を深く理解し、誰も思いつかなかった鮮やかなやり方で問題を解決することを指します。正面から力任せに殴り合うのではなく、構造そのものを変えてしまう。力技ではなく知恵で勝つという、エンジニアを出自とする僕にとって、これ以上ないくらい美しく響く言葉です。

世の中には「昔からそうだから」という理由だけで残り続けている非合理な構造がたくさんあります。

なぜ入社時に様々な書類に何度も名前や生年月日、住所を書かないといけないのか。
なぜ4月に大量の入社書類を持って役所に並ばないといけないのか。
なぜ年末調整のたびに難しい記載ルールを把握しなくてはいけないのか。

そういう構造は、正攻法で少しずつ改善しようとしてもなかなか変わりません。テクノロジーと創意工夫を掛け合わせて、構造ごとひっくり返す。これがSmartHRがやってきたことです。

ハックするのに最高な時代が来た

どうして今、昔のコーポレートミッションを引っ張り出してきてこのブログを書いているのか。

それは、僕たちの目の前に、AIというとても面白いテクノロジーが出てきたからです。

SmartHRはすでにAI技術を活用した機能をいくつかリリースしていて、従来の技術では難しかった表現や価値提供を実現しています。

ここでひとつ大事なことがあります。どんな革新的な技術も必ずコモディティ化し、遅かれ早かれ誰でも使えるようになります。

ここで差がつくのは「創意工夫」の部分です。 

どの構造に対して、どのような鮮やかで創意工夫に溢れた解き方をするのか。
そこにどんな技術をつかうのか。
ここにこそ、僕たちの存在価値があります。

会社のフェーズが変わり、組織が大きくなると、どうしてもこの創業の精神に触れる機会は減ってきてしまいます。
しかし、AIが出てきて「創意工夫」や「ハック」の重要性が増してきた今だからこそ、改めてこの旧来のミッションに想いを巡らせ、大事にしたいと思うのです。

ハックの累積が事業を作っていく

「SmartHRの事業はどこまで広がるんですか?」と聞かれることがあります。

僕の答えはこうです。

ミッションである「well-working」を大前提として、社会の非合理をハックしてビッグビジネスを作れるのなら、人材紹介でもコンサルティングでもFinTechでも、なんでも始めたいと思っています。

こういったハックを一つひとつ積み重ねていった結果として今のSmartHRが出来てますし、その変化はこれからも続けていきたい。

なので、ハックを積み重ねていった先に「well-working」を超えた何かにたどり着いても不思議ではないと思っています。

技術革新が起き、僕たちが創意工夫をし続ける限り、SmartHRの事業は拡大を続けると思っています。 逆に、僕たちが創意工夫をやめた瞬間に、SmartHRはただの「バックオフィスシステムの会社」になってしまう。そうならないための合言葉が、「テクノロジーと創意工夫で社会構造をハックする」なのではないかと思っています。

社会構造を変えていくという仕事

最後に少し、SmartHRが現時点で軸足を置いている日本の「働く」に目を向けてみます。

日本は少子高齢化先進国であり、労働人口は減り続けていきます。働き方も、組織のあり方も、大きな転換を迫られています。つまり、ハックすべき社会構造には、この先も事欠かないし、ハックしないと社会構造そのものが成り立たないということです。

僕たちには、10年かけて培った顧客基盤と、データと、ノウハウがあります。そして、AIという新しい武器も手に入れました。まだ誰も成し遂げていない社会構造の転換をリードできるポジションに、僕たちはいます。
こんなに面白いシチュエーションはありません。
日々の仕事の中で、ふと立ち止まり、何かハックできる課題や要素がないかを考えられるというのはとても贅沢なことだと思います。

日々「働く」にまつわるハックを積み重ね、10年後、20年後に振り返ったときに「あのソフトウェアが日本の社会構造を変えた」と言われるような、歴史に残る、模範的なソフトウェアを作っていきたい想いが今になって増してきています。

あなたも一緒に社会構造を変えていきませんか?

SmartHR 採用ページ

Appendix

X(@masato_serizawa)でこのブログの更新情報や情報発信もしているのでぜひご覧ください。

この記事をシェアする

XでシェアFacebookでシェアLinkedInでシェア

おすすめの記事

リアスマに登場するメンバー

ホーム

激動の時代だからこそ、もう一度「ハック」の話をしよう